株式会社XYZ商事
取締役 永野正志朗
地域を超えた新規事業の立案が目下の課題。ビジネスアイデアの壁打ちをお願いしたい。
「人生を楽しむエンターテイメントサービスとアドバイザリー業務」など幅広い事業を展開するベンチャー企業、株式会社XYZ商事の取締役である若き経営者、永野正志朗さんにお話をお伺いしました。
会社名:株式会社XYZ商事
代表者名:代表取締役社長 永野幸良 / 取締役 永野正志朗(本プロジェクト参加者)
設立:2018年
社員数:4名
事業内容:簡易郵便局受託業務、エンターテイメント事業(カラオケ、ゴルフ)、資産活用、アドバイザリー事業等
ホームページ:https://xyz-shoji.com/
01
簡単に会社や事業紹介をお願いします。
2018年設立の幅広いビジネス展開のベンチャー企業
永野さん:この会社は社長である親父とともに立ち上げたベンチャー企業です。私は、会社設立以前から高原町の狭野という地域で「狭野簡易郵便局」に局長として携わっていました。そして親父が狭野簡易郵便局の隣にカラオケやゴルフ事業をスタートしたことで会社を設立。当社の事業は簡易郵便局の受託事業の他に、カラオケ、ゴルフ、ピアノ教室、資産活用、他アドバイザリー業務という幅広いビジネスになっています。
社名の由来は「シティハンター」、クライアントの悩み解決に真剣に向き合いたい。
社名が珍しいとも言われるのですが「XYZ商事」の社名の由来は、漫画で有名な「シティハンター」からきています。シティハンターの中で「XYZ」は、クライアントが「もう後がない、助けてほしい」という時の依頼方法で、お客様の悩みを解決したいという思いが強かったと思います。また、「XYZ」はアルファベットの最後の3文字ということもあり、”最後にとっておきの” ”最高のものを提供する”という意味があることも知り、この社名だ!と決めました。そして裏テーマとしては、会社設立するからには「後がないぞ」という自分へのプレッシャーの意味も込めています(笑)だからこそ、チャレンジし続ける会社でありたいと思っています。
02
経営者、役員になった経緯、経歴を教えてください。
胸に秘めていた、いつかは経営者という想い。税理士事務所と簡易郵便局長の経験や人とのつながりが会社設立の礎に。
永野さん:私は高原町で生まれ育ち、県外の大学で経済を学んで卒業後に高原に戻ってきました。都会より田舎のほうが自分には合っているんでしょうね (笑) 高原の税理士事務所に入所し、税務申告のサポート業務などを6年やっていました。経営者の税務面の支援をすることにやりがいを感じていましたが、いつかは自分自身が経営者になりたいと、常々思っていました。正直、ずっとサラリーマンをやっていくイメージが湧かなかったんです。その後、狭野簡易郵便局の局長をする機会に恵まれ、地域の貯金・保険・郵便関連を担う責任も、やりがいも感じました。簡易郵便局は営業範囲も限られていますが、田舎にとっては重要な拠点となっています。税理士事務所時代は経営者向けに仕事をしていましたが、郵便局は幅広いお客様と話せて、地元に根差した貢献を肌で感じることができました。そして経営者の集まる商工会議所や地域活動での人とのつながりで価値観も変わり、本格的に人に役立つ会社経営をしていきたいという思いで会社設立に至りました。
03
現在の会社状況を踏まえて経営で意識していること、苦労されたことはありますか。
人口減少による既存ビジネスのマーケット減少と新規ビジネス開発の苦悩。
永野さん:事業の柱である狭野簡易郵便局やカラオケ事業は、現在は一定の収益源にはなっていますが、今後の人口減少を考えると収益拡大は見込めない状況にあります。正直、当社のビジネスはファミリー企業だから運営できている状況で、今後安定して成長できるビジネスの種を見つける必要があります。
また、私自身は税理士事務所で税務を学び、郵便局業務なども通じて保険等の金融を学んで、現在は投資に関する学びも深くなっています。会社の新たな収益源としては、長期視点で投資をしているソフトウェア関連事業の投資収益が上がっていますが、安定的事業になっていないのが実情です。私自身はチャレンジしたいと思って作った会社ですから、苦労と思うことはないですが、コアな新規ビジネスを生み出す悩みはありますね。
04
今後どのように会社を成長いきたいのか展望を教えてください。
ハードとソフトの両面を意識。既存施設の有効活用とWeb3.0の世界を見据えた地域にとらわれないサービス展開をしたい。
永野さん:ハード面とソフト面の2つの視点があると思っています。まずハード面では、簡易郵便局やカラオケなどの自社施設はありますので、時代に合わせて皆さんに役立つ活用方法を検討していく必要があると思います。
ソフト面では、私自身が経済や金融に長年携わってきていることもありますので、そこの知識を活かしたビジネスの展開です。私は高原町を生活拠点としていますが、将来的には住む地域も、国籍も、性別、年齢も関係なく新たなチャレンジができる世の中にしたい、メタバースの世界も活発化すると思っています。Webの世界ではWeb2.0は情報の民主化で自分自身が情報発信ができて繋がれるようになりました。Web3.0になるとお金の民主化でお金も国や銀行が管理するものではなく、ブロックチェーンによる管理に変わっていくと言われています。まだ理想にすぎないですが、どんな田舎からでもチャレンジができる世界を見据え、新規ビジネスを検討していきたいと思っています。
また、これは余談ですが、私自身は長期投資家としてのYouTube等での発信強化もしたいと思います。テーマとしては、「投資の分析に時間をかけるな!負けない投資方法」をはじめ、お金との向き合い方、金融リテラシーを高めるような活動もチャレンジしていきたいですね。投資をただ誘発するようなYouTuberにはなりません(笑)
05
経営をされている中で、経営課題や改善点など、どのようにお考えでしょうか。
コア事業の新たな創出に向けた企画立案の壁。
永野さん:高原町の人口減少などを踏まえると既存事業の収益は大きく伸びる見込みはなく、減少幅を抑える施策の検討が必要となります。併せて、次のコア事業となる新規ビジネスを生み出すために、ハード面とソフト面の資産をどう活用していくのかが重要ですが、新規事業立案のパートナーの不在が悩みです。また、自分の知識・ナレッジを棚卸して積極的な発信をしていきたいとYouTube等での発信をスタートさせましたが、その効果的な方策が見いだせていないのが実情です。
06
今回のプロジェクトや副業専門人材に期待していることを教えてください。
地域を超えたビジネス拡大のために新規事業立案のサポートと、YouTubeなどSNSを活用したマーケティングの伴走支援をお願いしたい。
永野さん:将来の成長事業である新規事業の立案が目下の課題ですので、副業専門人材の方にはビジネスアイデアの壁打ちの役割をお願いしたいと思っています。また、別の切り口としては、YouTubeやTwitterのフォロワー数拡大や、そこからの相談数の増加を目指しています。YouTubeをはじめとするSNSなどを活用して認知してもらうための発信、マーケティングやブランディングの部分をアドバイスしていただけると大変ありがたいです。
副業専門人材の方に伴走支援をいただくことで、私自身の新たな気づきや成長、それを会社の成長につなげていきたいと考えています。
XYZ商事の取締役、狭野簡易郵便局の局長という様々な顔を持つ永野さん。高原で育ち、高原に拠点を置き、高原の魅力を感じながらも、高原に縛られない、逆に新しいサービスをここから生み出したいと熱く語る姿が印象的でした。副業専門人材の方は、XYZ商事の目指すエリアにとらわれない新規ビジネスアイデアの壁打ち役として、マーケティング領域で、ぜひXYZ商事の成長にご協力ください。
高原町でチャレンジを続ける若手経営者の支援をしていただける方は、
副業専門人材募集にぜひお申込みください。
たくさんのご応募ありがとうございました。定員に達したため申込受付を終了いたします。
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