株式会社水ノ月
石﨑 友貴
PRノウハウ伝授と、居心地のよいカフェスペース実現のアドバイスを。
元書店をリニューアルし、「cafeみなづき」をオープンした株式会社水ノ月の代表取締役である石﨑友貴さんにお話をお伺いしました。
会社名:株式会社水ノ月(みなづき)
代表者名:代表取締役 石﨑 友貴(ゆうき)
設立:2021年
社員数:cafeみなづき4名
事業内容: 飲食関連事業では「cafeみなづき」の運営、学生寮給食業務、加工品開発業務、福祉関連事業他
ホームページ: https://kminaduki.jp/
01
簡単に会社や事業紹介をお願いします。
飲食関連業や福祉関連事業など幅広く展開。2022年に「cafeみなづき」をオープン
株式会社水ノ月(みなづき)は、「夢をかたちにする会社」として2021年6月に創業した地域密着型の会社です。福祉関連事業の他、飲食関連事業では「cafeみなづき」の運営、学生寮給食業務、加工品開発業務を行っています。
「cafeみなづき」は、長年、地元の商店街で愛され続けた山下書店があった場所を継承する形で2022年4月にオープンしました。
02
経営者、役員になった経緯、経歴を教えてください。
管理栄養士と教員の経験から、福祉事業と飲食事業の経営者へ
私は大学卒業後に小学校と高校で管理栄養士として働いていましたが、教員免許を取るために大学に入り直し、その後、支援学校で教員をしていました。そこでの経験から福祉に貢献したい思いが強くなり、5年前に兄とともに福祉事業の会社を立ち上げました。現在も宮崎県都城市で障害者福祉事業をやっていますが、いつかは地元の高原町に貢献したいと考えていました。そして、2021年に高原町で株式会社水ノ月(みなづき)を設立し「cafeみなづき」のオープンに至ったのです。
実は、最初からカフェをやろうと決めていたわけではなかった
実は、最初からカフェをやろうと決めていたわけではありません。ある時、高原町の商店街にある山下書店が閉店し、この場所の継承者を求めていることを知りました。新たにこの場所で事業をやると決めた際に、山下書店の元オーナーの想いを伺ったのです。「世代が変わって、形態が変わったとしても、もう一度この商店街に活気を取り戻したい」とおっしゃっていました。私たちとしては、人口減少の中で商店街に昔のような人通りを増やすことはできないが、せめてこのお店の中だけでも人の賑わいがあればと思ったのです。人の賑わいを作れる、そして山下書店の長年の思いのある文具も販売できる場所を実現するために、この場所にカフェをオープンすることにしました。文具コーナーを作り、「三代目山下書店」という名前を残し、元オーナーの思いを継承して形にしたいと考えたのです。 また、私たちは子供達の居場所も大切だと考えていて、カフェスペースの半分を無料の学習スペース「とらこや」として提供しています。ここに来たら誰かがいる、友達と勉強もできる、そんな子供たちの居場所を作りたかったのです。
03
現在の会社状況を踏まえて経営で意識していること、苦労されたことはありますか。
地域活性とみんなの居場所づくりを最優先に。事業への想いと収益のバランスの苦悩
地域の活性化のためにカフェを始めましたので、正直、最初から大きな売上にはならないだろうと想定していました。正直、売上拡大だけを考えるのであれば、カフェスペースの半分を無料で子供向けに開放するのは非効率かもしれません。しかし、当社は福祉関連で「子ども見守り支援事業」という、子供のいる生活の大変なご家庭に食品を届けるサービスもやっているような会社です。私たちはみんなの居場所を作りたいという想いの実現と収益のバランスを両立できる方策を検討していきたいと思っています。
04
今後どのように会社を成長させていきたいのか展望を教えてください。
人の賑わいを生み出せる、新たなカフェスペースとしての存在価値を発揮したい
地元の活性化を目標にしているので、自然と皆さんが立ち寄れるような空間を目指しています。この場所に来たら知り合いと出会える、子供と一緒に家族も来てくれるような場所にしたいですね。トイレもバリアフリーにするなど、みんなが快適に過ごせるような工夫もしています。将来的には、趣味の教室や販売スペース、地域のイベント場として積極的に活用して、人の賑わいが生み出せるカフェスペースになる展開を考えていきたいと思います。
05
経営をされている中で、経営課題や改善点など、どのようにお考えでしょうか。
認知度アップと居心地の良いスペースとしての付加価値で単価アップを目指す
現在は、地域のフリーペーパーやInstagram(https://www.instagram.com/cafe.minazuki/)などでのPR活動を行っていますが、まずは「cafeみなづき」を知っていただき、お客様の数をもっと増やしていきたいと思います。また、私たちは居心地の良い空間を目指しているものの、想定よりも滞在時間が短く、単価が低いという課題も見えてきています。現在の単価から200~300円上がるだけでも収益は変わります。お客様に居心地のいい空間や満足度の高いサービスを提供して、単価が自然と上がる状態にしたいですね。そのための新メニューの開発や空間のレイアウト、カフェペースの配置や導線など再検討が必要かもしれません。
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今回のプロジェクトや副業専門人材に期待していることを教えてください。
PRノウハウと、カフェスペースの空間レイアウトのアドバイスをいただきたいです。
まずはお客様を増やしていくために、私たちのカフェの魅力を知っていただくための見せ方、InstagramをはじめとするSNSの活用方法を伝授いただきたいです。
また、別軸としてカフェ空間を心地よく過ごしていただくための空間レイアウトや配置などのアドバイスをいただけたら、積極的に取り入れていきたいと思っています。
飲食事業のみならず、福祉事業も手掛けながら、地域への貢献について思いを語ってくださった石﨑さん。私は訪問時にデミグラスハンバーグをいただきましたが本当に美味しかったです。地域の活性のため、元書店オーナーの想いも継承してチャレンジをしている「cafeみなづき」のファンを増やすために、ぜひご協力ください。
高原町でチャレンジを続ける若手経営者の支援をしていただける方は、
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たくさんのご応募ありがとうございました。定員に達したため申込受付を終了いたします。
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