今回の勉強会では、総務省、ベンチャー企業での勤務経験を経て、副市長となった異例の経歴を持つ及川さんにご登壇いただきました!
12月2,3日に予定しているスタディーツアーを踏まえ、裾野市の魅力や、取組について語っていただきました。
最初に参加者のみなさまには自己紹介していただき、和やかな空気で勉強会を開始することができました。
今回はオンライン開催とのことで、全国各地からご参加いただけました!
及川さんは「市長の公約を達成する」「市役所の組織としてのパフォーマンスを向上させる」という2つのミッションを掲げ裾野市で活動されています。
裾野市は富士山が綺麗に見えるなど自然が豊かで、かつ多くの企業により産業が盛んなまちでもあります。
しかし、昨今、産業が落ち込みつつあることや、人口が減少していることから、財政状況が降下傾向にあります。
そんな中でも、市民サービスを低下させることなく、産業や住民の再興を目指ため「市長戦略」や「裾野市DX方針」を掲げたそうです!
~市長戦略について~
ビジョン「人と企業に選ばれるまち」、ミッション「日本一市民目線の市役所」を掲げ、
市民サービス向上や、産業の再興を目指されています!
また、5つの重点施策の柱があり、例えば「重点施策の柱:人口と立地企業数の増加」では、
道の駅の整備や、公園や岩波駅周辺の整備に取り組まれているそうです。
そのほか公約は50個程度あり、昨年では1/4を達成し、90%程度に着手することができたそうです!
~裾野市のDX方針について~
こちらの方針では「日本一市民目線の市役所を実現する」ことに重点を置かれており、
市民の方の生活がよりよくなる工夫を語っていただきました。
まずはDXの基盤を整えるため自治体内部ではインフラの整備を行い、市民へはオンラインでの相談窓口や新しい実証実験の取組を行っています。
裾野市特有の取組としては、「富士山の噴火のシミュレーション」を行っており、富士山の噴火に備え、株式会社トヨタと協力しデータを分析しているそうです。
そのほかに、市長が市民を訪問する「飛び出す市長室」や、QRコードから市民が意見を「デジタル目安箱」により、市民から幅広く意見を求める活動を行っています。
今回の勉強会では、及川さんのベンチャー企業での経験が活きた戦略や、自治体でDXを進めるための新しい施策について学びを得られました。
また、参加者の皆様からも積極的にご質問をいただき、充実した勉強会となりました。
裾野市スタディーツアーがさらに楽しみになる勉強会でした!